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【前口上】
ある所に委員会がありました。予算不足に悩む、それは小さな委員会でした。
委員長達は思いました。
こんな赤字予算で悩むのはいやだ。どうすれば、予算が手に入るだろう…
委員長達は悩んで悩んで、そしてついに思いつきました。
会計委員長を襲撃して、予算をぶんどればいいと。
「…要するに、いつもの事だよな」by.小平太
「そうとも言う」by.留三郎
「ま、いいんじゃない?」by.伊作
「…始まるぞ」by.長次
一番目委員会は勇ましく 砲弾片手に 会計室
いろんなものをぶち壊して 気にも留めずに駆けていった
そんな委員会は森の奥 無自覚と暴君を追いかけて
彼方へ続く塹壕以外に 彼等の行方 知る術はなし
二番目委員会はおとなしく 図書カード抱えて 会計室
延滞図書を突きつけて 予算交渉と意気込んだ
そんな委員会の朝顔の花 いけどん男に踏み散らされて
真っ赤に目を腫らす委員長を 皆で慰め 日が暮れる
三番目委員会は水色を じょろじょろ引き連れ 会計室
いろんな知恵を寄せ集めて おかしな武器も造り上げた
そんな彼らを呼び止める声 「校舎が半壊」「あっちに塹壕が…」
工兵隊じゃねェと嘆きながら 工具片手に散開する
森で痕跡辿ったり
朝顔 愛でつつお茶など
学園修補に忙しく
「あれ…何しようとしてたんだっけ…」×3
四番目委員会 立ち上がる ぼくらがやらずに 誰がやると
いろんな不運を潜り抜けて ついさっきやってきたばかり
優しき委員長 彼慕う後輩 会計室の前 立ちはだかった
彼らの夢は覚めないまま 穴の底仲良く目を回す
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