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藍色衣 笑みを纏いて 居坐(いざ)す我等 第五学年
未来永劫 知る者ぞ無き 内に秘めたる その真髄
すぐに諍い 戯れ 泣き笑う 幼子達 あやしながらね
道化の陰に ひらめくものは 研ぎ澄まされた 技と矜持
お前は何を教えて欲しい
素顔? 正体? それとも…本性(これ)?
気安く寄るな 虚勢の紫(ゆかり) 震え竦むがお似合いだ
巡り巡る我らはまさに妖(あやかし)
写し鏡の術に堕とし
獣と息合わせ 毒蛾操りて
お前も虜にしてやりましょう
優し姿の一番奥に 触れなば切れん刃隠し
それに気付かぬ無邪気な子等に 本心から笑みが零れる
お前はどこに触りたいって?
掌?髪?それから…ここ?
お好きなように その白い手も いずれは同じ朱に染む
終わりがすぐそこまで迫る時代に 我らは溶け行く藍疾風(あいはやて)
揺らぎて迷いても 進むこの道程(みち)を 我らは決して見失わぬ
不穏の城から 町の小路まで 在りと在る場所 潜み 駆ける
深謀遠慮と冴えたる技持ちて 乱世必ず生きてみせる
巡り巡る我等は藍色忍
血と硝煙の戦場(いくさば)から 愛しき者待つ学園(うち)に帰ったなら
死の影 隠して微笑みましょう
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