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生キル、ト決メタノナラバ
野犬(イヌ)ノヤウニ浅マシク
屍肉喰ラヒ 血ヲ啜リ
外道トテ行キマセウ
アルイハ子猫ノヤウニ
愛ナル姿ヲ以テ
甘エ媚ビテシナダレ
生キ恥モ晒シマセウ
咲かす死に花 貫く矜持
そんなもの どうでもいいよ
彩られゆく乱れ世に
紅蓮と鉄錆が舞う
見苦しく もっともっとひたすらに
有象無象も踏み越えて
甘き夢 微睡みもせず
染まりましょう 朱色(アケイロ)
何時かの見(まみ)え 遂ぐ日まで
例ヘバ椿ノヤウニ
首落トサル最期(オワリ)ナラ
笑ヒ 真紅花弁(ハナビラ)
コノ手デ散ラシマセウ
アルイハ薔薇(ソウビ)ノ如キ
紅ニ沈ムナラ
藍ニ紺青 浅黄ノ
花抱キ眠リマセウ
死駒となるは 躊躇わねども
それだけじゃ 終わりやしないよ
弄す言葉も策略も
愚者の戯れぞ 捨て置かん
短(みじか)の世 もっともっと我が侭
終の旅路も 駆け抜けて
三瀬川に 舟 揺蕩い
進みましょう 心の儘に
花吹雪く道 去り行けど
愚にも付かぬ理想(ゆめ)追わん
御空(みそら)より もっともっと高くまで
壊す覚悟も刻みつけ
無常の現 知りて 尚
答(いら)えましょう
「我等の」
「縁ハ絶エズ 永久(トコシエ)」ト
「先輩の事いつでも尊敬しています だから笑って許して」
寝言は寝て言え(怒)
先立つ不孝 詫びは済んだか
永遠の旅に出してやる
遊びの時間は終わりだ
のらりくらり矛先かわし
また誰かの顔に隠れて
今度はどこ行きやがった?
楽しみだった
その仮面を見抜く瞬間 悔しがる顔
生温いと笑ったのも今じゃ思い出だ
おどけて笑う仮面の下
気付かないとでも思うのか
さらけ出せばいい お前のすべて
その表情(かお)の意味もな…
けぶる硝煙の その向こう
黒髪躍らせて駆ける影
見返る瞳の色は 生真面目な幼子(こども)の頃のまま
でも お利口さんの“優等生”?
もうその名前は似合わんな
そうだろう 誰が教えた?
お前にそんな悪い笑顔
さぁ もっと楽しませてくれよ
書物(ほん)にも探せぬ この想いを
言葉の足りぬ この私が
如何にして お前に伝えよう…?
切ない笑顔ひとつ残し
この手 すり抜けた春疾風(はるはやて)
…一人で泣かせはしない…
私が巣立つ その時には
お前もまた独り 地に立つ
…分かっていた それが道理である事など…
それでも お前が悲しむなら
最後に この手を差し伸べよう
…言葉は要らないな…
抱き寄せたら それだけで充分だろう?
鐘が鳴り響く日暮れ時
上手く痕跡(あと)を消して逃げろよ
じゃないと つまらないだろ
この時間を終わらせたくない
泥まみれの幼子(こども)の心 今もどこかに隠れている
見栄とか年齢も立場も 全て忘れて遊びまくろう
まだまだ今日は長いから
お前の心 無理に覗いたりしないさ
偉ぶった言葉 残して行かせてくれるか
もう残りもない時間を静かに数え
私の居場所は此処ではなくなるけど
「あとは任せていくよ」
性質の悪い悪戯が感謝の気持ちってどういうこった
おいおいちょっと待てコラ
かわいくねェな なんて奴等だ
もっと素直に甘えてみろ それは後輩の権利ってヤツだ
い組は忙しそうだな…
じゃ、は組(おれら)が教えてやるよ
淋しいし 泣きたくもなるけど
それは明日の自分に任せよう
薬も準備バッチリだよ
覚悟はいい? さぁ反撃だ
最後の馬鹿騒ぎをしよう
先輩の事 いつでも尊敬しています
だから笑って許して…
そうはいかない?(笑)
鬼さんこちら 手の鳴る方へ
せいぜい足元 気をつけて
昨夜も また寝てないでしょう?
振り返る魅惑の剃り跡
恥じらいの流し目 唇
ほらほら よく出来てるでしょう?
「乱暴しないで 優しくして」
くのいちの顔もダメですか?
それじゃ今度はあなたの顔に化けましょうか
知らない表情(かお)がまだあるから
知りたいと思う 一途でしょ?
全部見せてよ あなたの素顔
覚えておく為に
爆音激しくて耳塞ぐ
制服なびかせ 駆けていくよ
作法も道を開けなよ 怖い人に捕まっちゃうだろ
お利口さんの“優等生”
でもその名前は好きじゃない
時には羽目外しましょう
完璧ばかりじゃ疲れちゃうよ
ねえ 息抜きもいいものでしょう?
何度でも謝りますから
いい子に戻ります 明日は
今だけ悪い子でいさせて
図書室の外 飛び出したら
守る規則 もうありません
このまま どこへでも行けそう
寡黙なとこも お茶目なとこも
大好きな ぼくの委員長
今日は でもね あなたのこと困らせたい
心配顔で差し出す手を 握りたいけれど振り払う
笑って また駆ける
あなたの声も 聞こえないほど遠くへ…
鐘が鳴り響く日暮れ時 カラスの帰り促す声
だからもう戻りましょうか?
頑固な人に閉め出されちゃうから
きっとあなたもそう言う筈
怒ったなんて本気じゃない
そうでしょう? おれも同じです
だってもっと笑顔が見たい
ほら おれはここにいますよ
私の心 絶対覗かせませんよ
くれた言葉が あふれかえってこぼれそう
まだ足りないよ もっともっとずっと傍にいて
いっそあなたの行く手なんか塞いでしまいたい
でもすべて今日限り
素直な感謝の裏返し 戯れ事があいつららしい
「いい子の後輩」ってだけで忘れてほしくないんだって
でも奴等より薄情な おれだって想い 変わらない
そうだね ちょうどいいかな
聞こえたのは は組の悲鳴
悪戯過ぎた四人組 そろそろ捕まった頃かな
おお怖い このままじゃおれも先輩方にやられちゃうから
その前に逃げ出しますか
五忍目登場 早幾月
期待も束の間 増えぬ出番よ…
このまま諸共 消えてなるかと
奮起一番 下剋上
一番槍 おれがいただき☆
“16年目の人馬” 尾浜勘右衛門
…何かヘコむ
やっと出てきたのに みんなのおれの認識ってそれ!?
ちょっとまてコラ!! いきなりそれか!!
贅沢ぬかすな 他の奴見ろ
ちょっとイメージ違うんじゃない?
秘めたる力は実はかつてない程の…えっと………ぐぅ。
迷わないで!? 大丈夫か この下剋上…
舞台くれ
五年ここに在りと知らしめる見せ場を
豆腐はいらん!!
そんなのに頼るほど飢えてない
そらいくぞ!! 下剋上!! 此処に集え我等 五年生
そらいくぞ!! 下剋上!! 此処に集え我等 五年生
そらいくぞ!! 下剋上!! 此処に集え我等 五年生
そらいくぞ!! 下剋上!! 此処に集え我等 五年生
一家総出の大脱走
予算会議荒れたけどまあいっか
雑把修復で怪文書
六年課題で矢付き登校
こんな あれやこれやを見てみると 五年も結構お騒がせじゃね?
でもトラブルメーカーは 何か柄じゃないから
何だかんだで 良い先輩
いいか 聴きな 座右の銘は 無論「おk、上下は、敵だ。」
怜悧温厚の五年生にも 譲れない想いはあるさ
青色学年の頂点に立ち 集う後輩達に示す この勇姿
学級 図書 火薬 生物
知略尽くして 掴みにに行け予算
導いてくれる先生方には心からの敬意
愛すべき後輩達には笑顔を捧げるぜ
そらいくぞ!! 下剋上!! 此処に集え我等 五年双忍
そらいくぞ!! 下剋上!! 此処に集え我等 代理委員長
そらいくぞ!! 下剋上!! 此処に集え我等 左右コンビ
そらいくぞ!! 下剋上!! 此処に集え我等 五年生
そらいくぞ!! 下剋上!! 此処に集え我等 五年い組
そらいくぞ!! 下剋上!! 此処に集え我等 五年ろ組
そらいくぞ!! 下剋上!! 此処に集え我等 五年生
そらいくぞ!! 下剋上!! 此処に集え我等 五年五忍
物言わぬ その視線 先知る者の悼み
常の態で 応じても 怖じを悟られてた
震えるこの心 隠して微笑んで
声無き餞(はなむけ)を 胸に刻む
他愛ない漫ろ言(すずろごと)に 今罠を仕掛けて
僅かな挙動が胸の内 語りかける
忍なれば負う業だと 幾度言い聞かせて
先で待つ彼の人を 瞼の裏に想う
錆色の刃から 逃れる術は無い
響く断末魔 散る紅
雲深く月無き夜の下 立ち尽くしたまま
冷えていく生命の香に ただ侵されそう
焦がれた笑顔 常の日々は どこか遠くて
ただひとつ求めた色
抱きしめて
揺らぎない常盤の装束 涙色に染め
気付いた同じ罪の香 ただ溶かされてく
「さぁ、遊びを始めよう」
誰も知らない山奥にある 忍学園(しのびがくえん)の五年生
変わり者ぶりと変装の腕で 学年でも評判の生徒
そんな彼の恨めし事は 愛する友たちの委員会
「私が退屈してるのに ちっとも構ってくれやしない」
だけど私は変装名人 本心隠して悪戯三昧
人の驚き慌てふためく顔 見れば見るほど気が晴れる
今日も学園はいつもの通り 嗚呼穏やかで平和な日常
夜の風呂であいつを見かけた 隣の男はいったい何?
赤く染めた顔で微笑んで 朝顔男と仲むつまじく
湯に浸かる姿こらえきれず 脱衣所をすぐ飛び出した
だけど私は変装名人 本心隠して悪戯三昧
頬を涙で濡らしながら 着物を抱えて不貞寝入り
雷蔵は何やら不穏な空気 触らぬ神に崇りなしだ
食堂であいつを見かけた 隣の男はいったい何?
台所窺い あいつの皿に 竹輪と豆腐移す若い教師
顔見合わせて笑い合って ああそういえば好物なんだっけ
だけど私は変装名人 本心隠して悪戯三昧
赤く眼(まなこ)をはらしながら 夜の焔硝倉 後にする
兵助がにわかに騒ぎ始めた 後輩も駆り出し ご苦労な事
裏庭であいつを見かけた 隣の奴等はいったい何?
年端もいかぬ下級生を 虫かごと網抱え 引き連れて
一体どこへ行くのやら 本当に忙しない奴だ
だけど私は変装名人 本心隠して悪戯三昧
壊れた鍵 どこのだったかな? 今日も気晴らしに精を出す
「…ようやく仕事もひと段落した…」
「…そんなに遊んでほしいのならば…」
「…望み通りにしてやりましょう…」
二色の着物
豆腐の山
壊れた小屋の鍵 携えて
お前好みの「遊び」をしよう
どう? これで満足か?
今日は学園中が大騒ぎ 鉢屋三郎が襲われた
これで五年四人すべてに何か事件が起こったらしい
それにしてもひどい姿 ふんどし一丁で豆腐まみれ
毒虫で全身が腫れて まるで別人みたいじゃない
だけどあいつは変装名人 犯人隠して一生懸命
奴の怯え震え上がる姿 見れば見るほど気が晴れる
天つ神など何程のもの 人の世は黙って見候(みそうら)え
天上天下唯我六尊(てんじょうてんげゆいがろくそん) 文句があれば聞いてやろう
すぐに裸足で逃げ出しやがれ ヘタレどもの出る幕は無い
情け容赦もかなぐり捨てた ここからは緑の独戦場(どくせんじょう)
お前は何で遊んでほしい
お手玉? 駆けくら? それともバレー?
こっちへ寄れよ 遠慮はいらん
日が暮れるまで付き合えよ
めくりめくる頁 至福の一時
…騒ぎて邪魔をするのならば…
凄艶なる笑顔と この縄標で
…お前も虜にしてみせようか…
柔い笑顔の一年生に こそばゆいよな想い抱え
意地と背伸びの三年生には 本心から笑みが零れる
今度はどこを診てほしいのさ
腕? 肩? 足? 君は風邪?
ちょうどよかった 苦くないから
新薬(これ)ひとつだけ試させて!
卒業(おわり)は永久に訪れぬ学園に 我等も常盤に君臨する
後続くよい子が何さえずろうと この座は決して譲りはせぬ
学園行事から委員会活動 在りと在る場所 我等が在り
強烈なる個性と この貫禄で 貴女も虜にしてみせよう
巡り巡る我等がまさに最強 組(クラス)は違えど六忍衆
また新たな生徒が現れようと 「絶えて敵わじ」と知らしめましょう
藍色衣 笑みを纏いて 居坐(いざ)す我等 第五学年
未来永劫 知る者ぞ無き 内に秘めたる その真髄
すぐに諍い 戯れ 泣き笑う 幼子達 あやしながらね
道化の陰に ひらめくものは 研ぎ澄まされた 技と矜持
お前は何を教えて欲しい
素顔? 正体? それとも…本性(これ)?
気安く寄るな 虚勢の紫(ゆかり) 震え竦むがお似合いだ
巡り巡る我らはまさに妖(あやかし)
写し鏡の術に堕とし
獣と息合わせ 毒蛾操りて
お前も虜にしてやりましょう
優し姿の一番奥に 触れなば切れん刃隠し
それに気付かぬ無邪気な子等に 本心から笑みが零れる
お前はどこに触りたいって?
掌?髪?それから…ここ?
お好きなように その白い手も いずれは同じ朱に染む
終わりがすぐそこまで迫る時代に 我らは溶け行く藍疾風(あいはやて)
揺らぎて迷いても 進むこの道程(みち)を 我らは決して見失わぬ
不穏の城から 町の小路まで 在りと在る場所 潜み 駆ける
深謀遠慮と冴えたる技持ちて 乱世必ず生きてみせる
巡り巡る我等は藍色忍
血と硝煙の戦場(いくさば)から 愛しき者待つ学園(うち)に帰ったなら
死の影 隠して微笑みましょう
【前口上】
ある所に委員会がありました。予算不足に悩む、それは小さな委員会でした。
委員長達は思いました。
こんな赤字予算で悩むのはいやだ。どうすれば、予算が手に入るだろう…
委員長達は悩んで悩んで、そしてついに思いつきました。
会計委員長を襲撃して、予算をぶんどればいいと。
「…要するに、いつもの事だよな」by.小平太
「そうとも言う」by.留三郎
「ま、いいんじゃない?」by.伊作
「…始まるぞ」by.長次
一番目委員会は勇ましく 砲弾片手に 会計室
いろんなものをぶち壊して 気にも留めずに駆けていった
そんな委員会は森の奥 無自覚と暴君を追いかけて
彼方へ続く塹壕以外に 彼等の行方 知る術はなし
二番目委員会はおとなしく 図書カード抱えて 会計室
延滞図書を突きつけて 予算交渉と意気込んだ
そんな委員会の朝顔の花 いけどん男に踏み散らされて
真っ赤に目を腫らす委員長を 皆で慰め 日が暮れる
三番目委員会は水色を じょろじょろ引き連れ 会計室
いろんな知恵を寄せ集めて おかしな武器も造り上げた
そんな彼らを呼び止める声 「校舎が半壊」「あっちに塹壕が…」
工兵隊じゃねェと嘆きながら 工具片手に散開する
森で痕跡辿ったり
朝顔 愛でつつお茶など
学園修補に忙しく
「あれ…何しようとしてたんだっけ…」×3
四番目委員会 立ち上がる ぼくらがやらずに 誰がやると
いろんな不運を潜り抜けて ついさっきやってきたばかり
優しき委員長 彼慕う後輩 会計室の前 立ちはだかった
彼らの夢は覚めないまま 穴の底仲良く目を回す
「さぁ、お立会い」
むかしむかしあるところの 山奥深くの学園に
素顔を隠してやってきた 齢十の 鉢屋三郎
一年ろ組の同級生 声をかけてきた その顔に
挨拶代わりに化けてみせ 特技をみんなに知らしめた
仲間をからかい尽くしたら 先輩達も驚かせ
後輩入学したならば 玩具にしてしまえ
「さあ、お立会い」
悪の華 華麗に咲く 千紫万紅の彩りで
周りの哀れな被害者は 嗚呼 惑いの園に囚われゆく
仮面の忍が恋するは 優しい笑顔の同級生
だけども彼は図書室の 緑の男にひとめぼれ
嫉妬に狂った三郎は ある日級友を呼び集め
静かな声で言いました 「緑のふんどし盗み出せ」
幾多の部屋が荒らされて 幾多の下着が消えていく
巻き込まれ人の叫びは 三郎には届かない
「あぁ、いい気味だ」
悪の華 華麗に咲く 狂おしい彩りで
とても美しい花なのに 嗚呼 棘が多すぎて触れない
ふんどし泥棒倒すべく ついに生徒らは立ち上がる
烏合の彼らを率いるは 緑装束の六人衆
つもりにつもったその怒り 園全体を包み込んだ
ノリと弱みで手を貸した 藍色たちなど敵ではない
ついに教室は囲まれて 仲間たちも逃げ出した
孤立無援の三郎は ついに詰め寄られた
「この…裏切り者!」
悪の華 華麗に咲く 悲しげな彩りで
ただ一時の快楽は 嗚呼 もろくもはかなく崩れてく
むかしむかしあるところの 悪逆非道の悪戯で
先輩の怒りを買った 齢十四の鉢屋三郎
折りしも時は未の刻 校舎の鐘が鳴る時間
泥棒と呼ばれたその人は 満座の中で何を思う
ついにその時はやってきて 覚悟はいいかと指が鳴る
先輩などには目もくれず 彼はこういった
「雷蔵、愛してる!!!!」
悪の華 華麗に散る 鮮やかな彩りで
のちに人々はこう語る 嗚呼 あいつは正にアホの鑑